過蓋咬合とは
About
専門的には、過蓋咬合(かがいこうごう)、またはディープバイトと呼びます。
過蓋咬合は、奥歯で噛んだときに噛み合わせが深すぎて、下の歯がほとんど見えない状態です。
過蓋咬合の要因
Factor
過蓋咬合は、遺伝的な要因と環境的な要因があります。
1遺伝的な要因
上顎よりも下顎が後退していたり、上顎よりも下顎が小さい場合は、過蓋咬合になる場合があります。
2環境的な要因
下顎骨が育つ時期に、頬杖や、強いくいしばりなどが原因で過蓋咬合になる場合もあります。
過蓋咬合による弊害
Harmful Effect
1歯の寿命に影響
前歯が噛み合わず、奥歯に大きな負担がかかるため、歯の寿命が短くなりやすいです。
2顎関節症のリスク
噛み合わせが深いために顎関節へ過剰な負担がかかり、顎関節症になりやすいです。
3ガミースマイル
過蓋咬合は、上の歯の歯茎が伸びて下の歯と深く噛み合っていることが多く、笑ったときにに歯茎が見える「ガミースマイル」になりやすいです。
治療例（表側矯正/ラビアル）
Case Labial
治療例1八重歯、ガミースマイル、II級２類
| 初診時年齢 | 10代 |
|---|---|
| 主訴 | 八重歯、笑ったときに歯茎が目立つ（ガミースマイル） |
| 診断名 | 上顎犬歯低位唇側転位を伴った骨格性上顎前突 （ molar relation class II, div. 2／Skeletal II） |
| 使用装置 | マルチブラケット装置 |
| 抜歯部位 | 抜歯あり、上顎第一小臼歯 |
| 治療期間 | ３年 ２ヶ月 |
| 費用 | 詳細は費用ページをご確認ください |
| リスク及び副作用 | 歯の移動に伴う痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮、治療後の後戻り（保定装置を指示通りに使用されない場合） ＊上記の内容は個人差があり、全ての方に当てはまるものではなくご参考としてご覧下さい |
Before
After
治療例2ガタガタ、II級２類
| 初診時年齢 | 20代 |
|---|---|
| 主訴 | ガタガタ、噛み合わせが深い |
| 診断名 | 著しい叢生を伴った Angle II級 2類 （ molar relation class II, div. 2／Skeletal II） |
| 使用装置 | マルチブラケット装置 |
| 抜歯部位 | 抜歯あり、上顎第一小臼歯・下顎第一小臼歯 |
| 治療期間 | １年 11ヶ月 |
| 費用 | 詳細は費用ページをご確認ください |
| リスク及び副作用 | 歯の移動に伴う痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮、治療後の後戻り（保定装置を指示通りに使用されない場合） ＊上記の内容は個人差があり、全ての方に当てはまるものではなくご参考としてご覧下さい |
Before
After
治療例3ガタガタ、II級２類
| 初診時年齢 | 20代 |
|---|---|
| 主訴 | ガタガタ、噛み合わせが深い |
| 診断名 | 下顎前歯の先天性欠如(１歯) および 叢生を伴った Angle II級 2類 （ molar relation class II, div. 2／Skeletal II） |
| 使用装置 | マルチブラケット装置 |
| 抜歯部位 | 抜歯あり、上顎第一小臼歯・下顎第二小臼歯 |
| 治療期間 | ２年 １ヶ月 |
| 費用 | 詳細は費用ページをご確認ください |
| リスク及び副作用 | 歯の移動に伴う痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮、治療後の後戻り（保定装置を指示通りに使用されない場合） ＊上記の内容は個人差があり、全ての方に当てはまるものではなくご参考としてご覧下さい |
Before
After
