交叉咬合とは
About
専門的には、交叉咬合(こうさこうごう)、またはクロスバイトと呼びます。
交叉咬合は、歯並びの途中で上下の歯列が交叉している状態、または部分的な上下の歯の噛み合わせが反対になっている状態です。
交叉咬合の要因
Factor
交叉咬合は、遺伝的な要因と環境的な要因があります。
1遺伝的な要因
骨格や顎の成長パターンは、少なからず親から子へと遺伝します。そのため、親と同じような噛み合わせのずれを呈することがあります。
2環境的な要因
上顎または下顎の成長のバランスが悪い場合、しっかり噛めないのを補正するように、上下の顎をずらして噛んでいるうちに交叉してしまうことがあります。
交叉咬合による弊害
Harmful Effect
1顔の歪み・顎のずれ
成長期に交叉咬合のある方は、顎がすれたまま成長し、顔の歪みにつながる場合があります。
2顎関節症
交叉咬合の方は、顎関節の動きに悪影響を及ぼし、顎関節症になりやすいです。
治療例（表側矯正/ラビアル）
Case Labial
治療例1ガタガタ、交叉咬合
| 初診時年齢 | 20代 |
|---|---|
| 主訴 | 上の前歯が下の前歯の内側に噛みこんでいる歯がある、ガタガタ |
| 診断名 | 前歯部交叉咬合を伴った著しい叢生 （ molar relation class II／Skeletal III） |
| 使用装置 | マルチブラケット装置、TAD |
| 抜歯部位 | 抜歯あり、上顎第一小臼歯・下顎第一小臼歯 |
| 治療期間 | ２年 ２ヶ月 |
| 費用 | 詳細は費用ページをご確認ください |
| リスク及び副作用 | 歯の移動に伴う痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮、治療後の後戻り（保定装置を指示通りに使用されない場合） ＊上記の内容は個人差があり、全ての方に当てはまるものではなくご参考としてご覧下さい |
Before
After
治療例2ガタガタ、交叉咬合
| 初診時年齢 | 20代 |
|---|---|
| 主訴 | 上の２番目の前歯が内側に引っ込んでいる、ガタガタ |
| 診断名 | 左右側切歯の交叉咬合を伴った著しい叢生 （ molar relation class II／Skeletal III） |
| 使用装置 | マルチブラケット装置、TAD |
| 抜歯部位 | 抜歯あり、上顎第一小臼歯・下顎第一小臼歯 |
| 治療期間 | ２年 １ヶ月 |
| 費用 | 詳細は費用ページをご確認ください |
| リスク及び副作用 | 歯の移動に伴う痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮、治療後の後戻り（保定装置を指示通りに使用されない場合） ＊上記の内容は個人差があり、全ての方に当てはまるものではなくご参考としてご覧下さい |
Before
After
治療例3ガタガタ、交叉咬合
| 初診時年齢 | 10代 |
|---|---|
| 主訴 | 前歯の見た目がおかしい、ガタガタ、八重歯 |
| 診断名 | 前歯部交叉咬合を伴った著しい叢生 （ molar relation class II, div. 2／Skeletal III） |
| 使用装置 | マルチブラケット装置、TAD |
| 抜歯部位 | 抜歯あり、上顎第一小臼歯・下顎第二小臼歯 |
| 治療期間 | ２年 ３ヶ月 |
| 費用 | 詳細は費用ページをご確認ください |
| リスク及び副作用 | 歯の移動に伴う痛み、虫歯、歯肉炎、口内炎、歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮、治療後の後戻り（保定装置を指示通りに使用されない場合） ＊上記の内容は個人差があり、全ての方に当てはまるものではなくご参考としてご覧下さい |
Before
After
